１９８５年の旧日本電信電話公社の民営化（現在のNTT)から始まった通信の自由化により、通信業界は大きく動き出しました。

その結果、長距離電話に新電電が参入、ポケットベルのサービス開始、携帯電話・PHSのサービス開始と売り切り制の導入などにより、新規参入が相次ぎ、世の中におけるコミュニケーションサービスは、格段に便利になりました。

中でも携帯電話の自由化により、セルラー・IDOグループの参入、その後のデジタルフォン、ツーカーグループ（東名阪以外は、デジタルツーカー）の参入により競争が激化し、料金水準の低下はもとより、サービス面でも通話だけのサービスからショートメール、写メール、iモードを代表するWEB接続等、もはや一昔前のパソコン並みに使える機能が搭載され、今では、１台から個人に１台持つ時代になりました。

そして皆さんもご存じのようにiPhoneに代表されるスマートフォンの出現により、アプリやSNS等のソーシャル文化が根ずく事により、人と人のコミュニケーションや情報取得の主役は、紙媒体やテレビ・ラジオの媒体からスマートフォンが主役の座に君臨しているのが現在の状況と言えます。今後も、スマートフォンのような通信端末は、形を変えより便利に、より大容量な情報をいつでも、どこでも情報を取得出来る端末としてライフスタイルに溶け込んでいく事が予想されます。